の続きです。
今回は大きなモチーフを作ります。
講談社『クロスステッチ 美しい刺繡 2』(昭和39年第1刷発行)、
「図案<円型模様> 平賀さかえ 森妍子(よしこ) 浦田安美」の
図案を参考にビーズを並べました。
使用ビーズは「ミニミニアイロンビーズ」24色入りです。
ハードタイプのミニアイロンビーズです。
中心から作り始めます。
ビーズトレイに載せるまでもない少量のビーズは
アイスやデザート用の使い捨てスプーンですくい、
プレートに接近して最短距離で置いていきます。
できました。
が、刺繍を元に並べたのでプレートは隙間だらけです。
そこでソフトタイプの「アイロン de ビーズ ミニ」のクリアーを使って
補強して、あとはアイロン掛け。
の、はずでしたが、
アイロンビーズおばさん、大失敗しました。
うわぁ・・・
くっついたと思ってクッキングシートを当てたまま
ひっくり返した途端、このざまです。
ドーナツ状にしっかり溶けたソフトタイプのビーズが
むなしさを倍増させます。
ここで2択。
1.この図案はあきらめて制作をやめ、ビーズは処分する。
2.がんばってもう一度プレートに並べ、制作を続ける。
1を選んだらバチが当たりますね。
でも正直、一瞬、脳裏をよぎりました。
2を選択したおばさん、
なるべく元の形を崩さないように並べ直します。
予想通り、非常に骨の折れる作業でした。
ビーズが一部、少しだけ繋がっているんです。
お恥ずかしい話ですが、修正に2時間以上かかりました。
よく見ると、三角に尖った部分の透かし模様は
ビーズ同士が全く接していません。
そりゃ派手に壊れるはずです。
透かし模様は薄い色で埋めました。
再度、アイロン掛けです。
アイロンペーパー越しに溶け具合をしっかり確認します。
何とか繋がりました。
でも全体的にグラグラしていて、両手で持たないと壊れそうです。
透明ビーズでの補強をもっとすべきでした。
おまけに何か所かビーズを置き間違えています。
さすがにもう直す気は起きません。
幾何学模様、大中小、溶けすぎたソフトタイプ透明ビーズ付き。
そろい踏みです。
またまた気を取り直して、色違いを作ります。
作り直しに比べてまあ作業効率の良いこと。
30分ほどで並べ終わりました。
ここで本来の助っ人、
創&遊「ミニミニアイロンビーズ」の透明、大袋の登場です。
もちろんハードタイプです。
約10000粒入って税抜きの単価は500円でした(2019年4月現在)。
消費税率8%で一粒あたり0.054円、とかなりお買い得価格です。
おばさんはネット通販で購入しましたが、条件によって送料が別途掛かります。
透明は作品の周りを縁取ったり、背景を埋めたりと重宝しますので、
創&遊「ミニミニアイロンビーズ」をよく使う方にはおすすめですよ。
もう同じ過ちは繰り返しません。
サイズ小、中も完成させ、やっと6作品できました。
桜、桃、ぼけ、すみれ、パンジーなど、
春に咲く花のイメージから色使いを決めました。
改めまして
講談社『クロスステッチ 美しい刺繡 2』掲載の素晴らしいデザインに
尊敬の念を抱くとともに、感謝申し上げます。