iPhoneはスマートフォンのケースやカバーが
たくさん販売されています。
アイロンビーズおばさんはiPhoneではなく、
料金プランや本体が より低価格な機種を選びました。
絶対に落っことして壊しそうだな、と思って、
手続きの待ち時間に店頭でスマホケースを探したんですが、
種類の乏しさ、値段の高さに驚きました。
スマホによって全然違うんですね。
インターネットで比較的安価な
ソフトタイプの透明カバーを購入し使っていましたが、
ちょっと物足りなくなってきました。
そこで、世界最小のアイロンビーズ、
ミニハマビーズ(2.5mm)でスマホケースを作ってみました。
図案はとっても素敵なモチーフ満載のクロスステッチの洋書、
PAUL ILONA / ZSILLE ZSIGMONDNE著
『KERESZTSZEMES HIMZESMINTAK』(1976年/ハンガリー)
表紙および157ページ/239番を参考にしました。
ケース本体は再度インターネットで探して、
透明のハードタイプを用意しました。
幸いなことにビーズと図案のマス目がほぼ同じ大きさだったので、
ケースを重ねて幅が合致するデザインにしました。
春なのでカラフルなお花の図案です。
大まかにレンズ部分の穴を空けました。
最後に調整して並べます。
クロスステッチ図案を参考にする場合、
本来ならば布がある部分をビーズで埋めていきます。
半透明のグリーンとイエローを候補にしました。
実際に並べて比較しました。
どちらも既に同系色を使っていますが、
グリーンのほうが図案を引き立ててくれそうです。
アイロンビーズおばさんは右利きなので
作業しやすい左側から黙々と並べます。
レンズ周りの空白も確保。
やっとできました。ここまで2時間かかりました。
アイロン掛けしました。
反りもなく、意外と硬くて丈夫です。
ビーズの溶け方もムラが少なく、
全体的に四角くなってクロスステッチの作品っぽく
仕上がりました。
強力タイプの両面テープでケースに貼りました。
粘着力が強く、全然はがれそうにありません。
アイロンビーズ作品は持ち物に使うと
もげたり欠けたり壊れることが多いですが、
今回は予想以上に頑丈です。
せっかくアイロン掛けまでうまくできたのに、
おばさん最後にちょっと失敗しました。
よく見ると上部が右に傾いていています。
斜めに貼り付けてしまいました。
でも本当に強粘性で全然はがれず、修正できませんでした。
兼好法師『徒然草』の「高名の木登り」を思い出しました。
次回からは最後の最後まで気を抜かずに作業しよう、と反省です。
この図案集『KERESZTSZEMES HIMZESMINTAK』は
おばさんの手持ちの本の中でもかなり高額ですが、
オールカラーで他にもアイロンビーズで作りたい図案が
いっぱいです。
東欧ハンガリーからはるばる届いた40年以上前の図案を元に、
東洋の島国に住むおばさんが
北欧デンマーク製のビーズを並べてスマホケースを作る。
ありがたい時代ですね。