前回の記事の応用編です。
アイロンビーズおばさんが長年愛用している
カワダ「パーラービーズ」は
2011年後半ぐらいを境に
「Made In U.S.A.(旧規格品)」から
「MADE IN CHINA(現行品)」に切り替わり、
溶け方に違いがあります。
おばさんは両方のビーズを混ぜないよう、
分けてストックしています。
できれば、溶け方がキレイな現行品を
補充しながら作品を制作していきたいです。
とすると、旧規格のビーズは
正直言って不用品です。
でも、長年さんざん楽しませてくれた
ビーズを捨てるなんて薄情な行為は、
とてもじゃないけどできません。
最も簡単な有効活用法は
スライムに入れて感触を楽しむ事です。
適度な硬さと弾力のあるポリエチレンを
ブチブチと握り潰す快感。
しかし、それでもビーズの在庫は
まだ大量に残っています。
フリマアプリ等でどなたかに譲る、
という方法もあります。
格安なお値段でしたらすぐに売れるでしょう。
とは言え、
おばさんが使わなかったビーズは
しゅいろと濃いピンクと紫系ばかり。
購入分だけで作品を作るのは
難しいと思います。
他の色を買い足して作品を作り、
溶けムラのある仕上がりで
購入してくれた方に
残念な思いをさせてしまったら。
それはおばさんの信条に反します。
当ブログの記事では
おばさんが試行錯誤しながらも
アイロンビーズを楽しむ姿を紹介しています。
そこで、手持ちの旧パーラービーズは
今まで試してみたかった制作方法で
どんどん使っていこうと決めました。
前置きが長くなりました。
一面ピンク色の前作を踏まえて、
新旧パーラービーズの、溶け方の違いと
配色を楽しんでみました。
一見、同じビーズが並んでいます。
最初にアイロン掛けをした面です。
そして、裏返してアイロン掛けした面です。
内側のエメラルドグリーンのビーズが
丸と四角に溶けています。
丸く滑らかに溶けているビーズが現行品です。
新旧パーラービーズの共演です。
予想以上に溶け方の違いが出て、
面白い作品ができました。
作り方はこちらです。
先に旧パーラービーズを規則的に並べ、
現行品で隙間を埋めました。
※この写真を撮影後に外枠の配置を変えました。
完成品とは図案が異なります。
すみません。
ちなみに、おばさん自身も
たまに中古品のビーズの
購入者になる時があります。
図案集やプレートの購入が主な目的で、
一緒にビーズも譲り受けた場合です。
基本的に、新品未開封品以外は
溶け方の異なるビーズが混じっていて
当然だと思っています。
おばさんも昔、
パーラービーズのボトルを買っては
ザザーッと継ぎ足していましたから。
そのため、中古品で入手したビーズは
手持ちの在庫とは絶対に混ぜません。
旧パーラービーズと同様、
実験的な作品に使っていきます。
この作品では
旧パーラービーズ、と思われる中古品と
おばさん手持ちの現行品を使いました。
本当に、パッと見は
同じビーズとしか思えません。
先にアイロン掛けした面です。
まだ溶け方の違いは目立ちません。
ひっくり返して、
じっくりとアイロン掛けをして、
溶け方の違いを期待して、
アイロンペーパーを外してみます。
すると、
おばさん手持ちの現行品、
薄い黄色は規則的によく溶けています。
一方、濃い黄色には大きめの穴が5つあります。
他のメーカー品が混ざっていますね。
何ビーズなんでしょうか。
気になります。でも全然分かりません。
更によく見ると右下の山吹色も
一粒だけ溶け過ぎています。
こちら側を表面にしたかったのに、残念です。
もしこの溶けムラが
プレートを何枚も連結させての大作で出たら、
と思うとゾッとしますね。
大量のビーズを使う作品には
中古品を継ぎ足さず、
なるべく同じロットになるよう、
新品をまとめて購入した方がムラなく仕上がります。
今回は旧規格のパーラービーズと、
いろいろなビーズが混ざった中古品で
実験的な作品ができ、
おばさん自身も大変勉強になりました。
試したいアイデアはまだまだありますので、
引き続き挑戦していきたいと思います。